
身体へのアプローチで
自分の体や心の状態をつかみ
お子さんの可能性を広げる
DS YOGA
自分の体の状態、自律神経の状態を身体感覚としてつかみ、脳に自分の体のイメージ、動かし方、力の抜き方を学習させるクラスです。
療育や運動療法と大きく違うのは、「呼吸法」「関節や筋肉一つひとつの動かし方」「力の抜き方」を学ぶことです。
まず最初は、心身ともにリラックスでき、指導中にあくびが出たり眠くなれることを目指します。
指導中に寝落ちする経験をすると、お子さんは目覚めた時に初めて「体が楽になった感覚」をつかめます。
ここまで早くて半年くらいかかります。これでやっと身体認知の獲得がスタートします。
身体認知の改善は、生活、知的、社会性の向上につながります。お子さんはできることが増えると、自己肯定感が高まります。
※お子さんの特性・認知・情緒の状態に合わせて、クラスをご提案いたします。
なぜDS YOGAなのか?
学習意欲、日常動作、知的発達も脳と身体が関係します
発達障がいのお子さんは、日常動作や学習意欲などに様々な支障があります。
例えば、不器用は運動神経、音が聞こえすぎるなどの感覚過敏は感覚神経、緊張や興奮は交感神経、不眠は副交感神経など、体性神経や自律神経が関係しています。
そして、キーとなるのはそれらに指令を出している中枢神経です。
中枢神経は頭蓋骨や背骨の中にありますが、発達障がいの場合、姿勢が悪いことが多いために神経の通り道が圧迫され、中枢神経からの指令がうまく伝達できていないと教室では推測しています。なぜなら姿勢が変わってくるとできることが増え、情緒が安定してくることが多いからです。
日常動作、学習意欲、知的発達において、この指令伝達がとても重要となるのです。

心身の状態に気づき、言語化する訓練をします
身体認知ができていないと、正しい自分の体のイメージが脳の中に存在していません。
自画像を描いてもらうと「首がない」「手が異常に大きい」表現をします。見えていない身体の部分の形・状態が理解できません。「いつもより疲れていないのは移動がないから」と見える情報で表現し、自分の身体の重さやだるさで表現することができません。

■身体認知と自画像
身体認知ができていないお子さんの自画像は、正しい身体の形にならない。つまり自分の体の動かし方や大きさがわからない。「ちょっと後で」など抽象的な時間概念の理解も難しい。

そのため身体の部位の名前と場所を触りながら理解してもらいます。
体が緩む感覚をつかめはじめたら「体は今重いですか?それとも軽いですか?」という問いを通じて、体や脳の感覚を言語化してもらう練習をします。この練習を続けると自分の内面で起きていることも理解できるようになります。
また病気になった時に、家族や医師に的確に状態を伝え、適切な治療を受けることにもつながります。
神経の発達は、進化のプロセス
発達障がいの場合、体の進化に必要なプロセスを、幼少期に十分やりきっていないことがあります。
例えば、歩き方が気になるお子さんの場合、幼少期に「はいはい」をしなかったり、時期が短すぎたりといった生育歴があることが多いです。その場合は、問題がある発達段階に戻り、必要なプロセスを再び行うことで課題の改善につなげていきます。

DS YOGAでチェックするポイント
- 体幹・・・・・・・・姿勢保持・情緒の安定
- 筋緊張・・・・・・・必要なときに必要な力加減ができる
- 弛緩・・・・・・・・必要な時に力を抜ける
- バランス・・・・・・不安定なところで姿勢を調整する
- 協調動作・・・・・・手と目、手と足などが連携して動く
- 末端の動き・・・・・手足の指が器用に動く
- 分離動作・・・・・・一番効率のよい体の動きができる
- 眼球コントロール・・目がスムーズに動ける
- 呼吸法・・・・・・・自律神経を整えたり、抗重力筋などを育てる
そのほか原始反射・感覚面の課題・認知面など総合的に見立てます
指導のようす
(現在は全てオンラインで行なっています)



筋肉が動く方向を指でつまんで練習


歩行動作を分解して体の使い方を理解する

受講者の声
●自閉スペクトラム症 (小3/入会時)
体の動きがぎこちなくてケガも心配だったので、その解消が第一目的でした。
DS YOGAを始めた当初は、落ち着きがなくうろうろと歩き回ったりしていましたが、徐々にそれもなくなり、落ち着いて待てるようになりました。
また、数年前まで「疲れる」という感覚が全く分からなかったようで、極限まで活動した後、自分も訳が分からず不機嫌になることの繰り返しでした。「一日に2つ以上予定を入れない」、「就寝時間も厳守し睡眠時間を確保する」など、親がコントロールするようにしていましたが、ある日突然「疲れた」と言い出すようになり、それ以降は疲れると横になるようになりました。
教室でのDS YOGAによって、体のコントロールができるようになってきたのだと思います。
(保護者感想)
●ADHD、アーレンシンドローム (中学生/入会時)
視覚認知に問題があり、体が動かしづらいところがありました。小さい時から体操教室や空手その他体を動かす習い事もさせてきましたし、小学校でも特に問題ありとは言われませんでしたが、母親の私から見ると体の基本的な動かし方で違和感を感じることが度々ありました。
こちらに通うようになって一番よかったと思うのは、今まで私が「なぜこうなる?」「なぜできない?」と思っていた「普通の動き」ができないことの理由や原因を明確に教えてくださることです。もし、こちらとご縁がなければ「まっすぐって言っているでしょう!」と怒鳴る日々だったと思います。もっと早くに出会いたかったと思っています。
(保護者感想)
●ADHD、自閉症 (成人/入会時)
アルバイト先で度重なる注意を受け、自己否定感も強くなりつらい時期がありました。でも、身体認知ヨガをスタートさせて1年。私にこのような手紙を送ってくれました。
「最近、仕事でミスによる注意はほとんどないです。逆に、僕が細かいことに気づいて、他のスタッフに声をかけることが多くなったねって言われたよ。『最近、明るくてコミュニケーションをよくとれているね』って言われたよ。主任からも『仕事見ていても前より安心してみていられるし今までは言いたいことがあっても、こっちから言わないといけなかったけど、最近は自分から積極的に気づいて報告をしてくれるようになったね。この調子でがんばって』と言われたんだ。」
この手紙を読んだとき、感動して泣いてしまいました。神谷先生のおかげです。
(保護者感想)
コースと料金
指導料は、月1回あたりの金額です。最初は、月2回以上の受講で基礎力をつけることをおすすめします。
DS YOGA A(本人のみ) |
■料金 ■対象 |
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DS YOGA B(親子受講) | ■料金 体験指導料・・5,610円(40分) 指導料・・・・親子受講 11,220円(50分)
■対象 |
個別指導 | ■料金 体験指導料・・5,610円(40分) 指導料・・・・15,730円(50分)
■対象 |
個人コンサルティング | ■料金 5,500円(30分) / 11,000円(60分)
■対象 |
そのほか、入会金5,500円、年会費5,500円が必要となります。指導は小集団で行います。
上記は月1回の指導料です。
お申し込みの流れ
1. 体験受講
- お申込み
オフィシャルHPのお申し込みフォームより必要事項を入力の上お申し込みください。 - オンライン説明
オンラインの環境テストをかねて、教室のご説明をさせていただきます。また体験希望日程を調整し、お知らせします。 - お振込
体験指導料をお振込ください。 - 受講当日
予約時間にお呼びします。(オンライン体験)
お子さんの状態を共有していただくため保護者の方も一緒に参加ください。

2. 入会
- 受講日決定
ご要望と教室からの提案を調整し、受講の曜日と回数を決定します。 - 入会手続き
入会申込書の送付と入会金・年会費・指導料をお振込ください。

3. 指導スタート